人気ブログランキング | 話題のタグを見る

クレイアニメやパペットアニメなどのいわゆるアートアニメ作品を綴っていきます。そのほか、テレビやDVDで見た少し変わったアニメーションなど。


by quaybrothers
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
春休みでもないし、GWでもないし、微妙な時期ですが、以下のラインナップで放送されるとのこと。

4月18日(月) 20:00〜21:50 「銀河鉄道の夜」
4月19日(火) 20:00〜21:30 「千年女優」
4月20日(水) 20:00〜21:40 「ユンカース・カム・ヒア」
4月21日(木) 20:00〜21:20 「老人Z」
4月22日(金) 19:45〜21:35 「MEMORIES」
いずれも、DVD発売中。

やはり、いちばんのオススメは「銀河鉄道の夜」でしょう。宮沢賢治とますむらひろしの世界が、とても丁寧に表現されています。20年ほど前の作品ですが、今観ても一切古びたところが感じられない。名作というのは、こういったものではないかと。
あと、「MEMORIES」のなかで「大砲の街」。これは世界観といい、演出といい、すばらしいの一言。「MEMORIES」の他の2作はどうかと思いますが、これだけは見逃すなと叫びたいところです。

個人的には、最近名を上げている今敏監督の「千年女優」が未見なもので、楽しみにしています。「人狼」とか、こういった絵柄はちょっと苦手で、DVDも買っていなかったので良い機会と思っています。

NHK-BSの映画のページ
# by quaybrothers | 2005-04-03 23:32 | テレビ

塩田雅紀さんのこと


このブログのスキン(背景)は、塩田雅紀さんというイラストレーターの方の絵です。エキサイトブログを利用している方ならご存知でしょうが、これはエキサイトブログのテンプレートのひとつに入っています。

塩田雅紀さんは以前から、エキサイトブックスの「物語のある風景」というコーナーに毎月イラストを発表されていて、その静謐で詩的な雰囲気がとても気に入っていました。

ブログを開設するにあたりいろいろなブログサービスを検討しましたが、エキサイトブログに落ち着いたのは、animationというアドレスが使えたのと、このキレイなスキンがあったためです。

塩田雅紀さんのこと_c0054167_23465597.jpg私がはじめて塩田雅紀さんを知ったのは、何年か前に、NHKのみんなの歌で、平井堅の「大きな古時計」が放映されたとき。その背景アニメーション(となった元の絵)を担当されていました。

静かな感じのアニメーションが、平井堅の透き通った声とよくマッチしていたのを覚えています。それからベストセラーにもなった「白い犬とワルツを」の装丁画も有名みたいです。

原画は無理にしても、版画などが販売されていたら欲しいですね。私は画廊やギャラリーを回ったりすることもなく、絵画の方面には疎いのですが、やはりお高いんでしょうね。

リクルートのアートパラダイスのページに略歴があります。
ターナー色彩という絵具会社のページにも、簡単なコメントがあります。
# by quaybrothers | 2005-03-31 23:49 | 書籍・雑誌
「コゼットの肖像」がノンスクランブルでOA_c0054167_1953284.jpg「コゼットの肖像」(2004年、アニプレックス製作)

WOWOW(BS-5ch)
4月1日(金) 午前1:00~2:50
(今風に書くと、3月31日(木) 25:00~26:50でよいのかな)

本格的なゴシックテイストのホラーということで、昨年に話題となったOVAです。作品自体は知っていましたが、アマゾンのレビューでも賛否両論でDVDを買うまでには至らず、そのままになっていました。良い機会ですので、見るのを楽しみにしています。

今回放映される特別版は、「OVA全3巻を、ミュージックビデオ作家であり、映画「うずまき」の監督でもあるHiguchinsky氏が再編集した」ものだそうです(公式サイトのニュースより)。

アートアニメーションとはちょっと趣が違うかもしれませんが、商業アニメとしても変わった部類に入るかと思います。ゴスロリで、ゴシックロマンで、未見ながら情報サイトなどを読んでみると、人によっては嫌悪感を催すかもしれないので、万人向きではないのでしょう。
さて、私は楽しめるのか、顔を顰めるのか。

公式サイト
WOWOWのサイト
# by quaybrothers | 2005-03-29 20:03 | テレビ

「オテサーネク」


「オテサーネク」_c0054167_21573310.jpg2000年、チェコ。ヤン・シュヴァンクマイエル監督作品。DVD発売中。

チェコの民話を題材としたストーリーです。不妊に悩む妻が、木の切り株を赤ん坊に見立ててかわいがり始めた。夫は戸惑いつつも妻に話を合わせていると、ついには切り株の赤ん坊は実際に命が宿ったかのように動き出す。赤ん坊はひたすら食欲旺盛で、どんどん大きくなり、仕舞いには何でも食べてしまうようになり、そして…というもの。

いかにもシュヴァンクマイエルという映画です。切り株の赤ん坊は独特のテイストのストップモーションアニメで表現されているし、食べることに異様にこだわるフェティッシュな描写も満載です(DVDケースの女の子とか)。そして、何よりもストーリーがグロテスク。

映画としてはきちんとまとまっています。ストーリーも分かりやすいですし。なので、短編集のDVDを見て、シュヴァンクマイエルの長編に興味を持った方が最初に見るには良いかもしれません。

ただ、良く分からないのですが、個人的には何か物足りない。シュヴァンクマイエル度というんでしょうか、それが低くて、たとえば、ティム・バートンがシュヴァンクマイエルへのオマージュとして作った映画のように感じています。やはり、シュヴァンクマイエルの映画は、作品としてきちんとまとまっていては、それっぽさがなくなってしまうのでしょうか。(笑)
# by quaybrothers | 2005-03-08 17:32 | DVD
コロムビアから、シュヴァンクマイエルのDVDが再発売されました。以前よりちょっとだけ安くなり、トールケース仕様に変更されています。
ちっ、今ごろ再リリースかよ(^_^; と思った人は私だけではないと思いますが、まあ、彼の作品に手軽に触れられるようになってよかったと、前向きに考えることにしましょう。新作が来年公開とのことなので、その地ならしの感じなんでしょうね。

(リンク先は、いずれもアマゾン)
「ヤン・シュヴァンクマイエル短編集」
「ジャバウォッキー その他の短編」
「ドン・ファン その他の短編」
「アリス」
「ファウスト」
「悦楽共犯者」

あと、今回の再発売とは関係ありませんが、前作ということで載せておきます。
「オテサーネク」
# by quaybrothers | 2005-03-03 23:49 | DVD